駆け足でめぐる上海
 [メイン][ぶらり散歩]
  【場所】
    中国・上海
  【散策ルート】

    成田空港 → 上海浦東空港 → 上海博物館 → 豫園 → 上海商場 → 外灘 → 上海虹橋空港 → (黄山空港)
旅立ちの朝

11月29日、おいらと「ひ」(旧:相方氏)は成田空港から上海・黄山へと旅立った。 今回の旅の目的は、上海蟹を食うことと山水画のような黄山を満喫すること。 たった4日間のパッケージツアーとなってしまったのは残念だけど、思いっきり旅を楽しむぞっ☆
こうして旅は始まったのであった。。
上海到着

上海浦東空港に到着。荷物を受け取り到着ロビーを出ると、おいらの名前の書いた紙を持った女性が待ち受けてた。名前は “張”。 上海でのツアーガイドである。
張さんに会うや否や、おいらたちはすぐにワゴンに連れてかれた。ワゴンに乗り込むとすぐに出発・・・ 今回のツアー客はおいらと「ひ」の2人だけみたい。 融通も利きそうだし、個人的にはちょっぴりうれしかった。
大きな大きな上海博物館

ワゴンに1時間ほど揺られると、最初の目的地・上海博物館に到着。 上海博物館は5階建ての建物で、各フロアにそれぞれテーマ別で出土品などを展示してる。 規模でいうと、東京・上野の国立博物館ぐらい大きいのかな? 規模的には、かなり大きな博物館だよ。
とはいえ、博物館ってのは東京でもそのうち見られるだろうし、個人的にはあまり乗り気ではなかった。 案の定、中国に関する知識があんまりないおいらたちにとっては、特に感動もなく。。 時間もなく。。 ただひたすらパッと見で通り過ぎるのみだった。
これもパッケージツアーの醍醐味でしょうか?
せっかち張さん

更にワゴンに揺られ、次の目的地・豫園(よえん)に到着。 豫園は、明の時代に創建された邸宅式の庭園。 園内を歩いていると、悠久の時を感じるねぇ〜〜 とのんびりしたいのに、せっかちに歩く張さん。 おいおい、庭園ぐらいゆっくり歩こうぜっ!
張さんのおもしろいところは、普段は友達としゃべるような口調なのに、建物などの説明になると急に「〜である」という口調になるところ。 笑っちゃ失礼なのかもしんないけど、なんか音声ガイドみたいな感じだよ。
ボッたくられた。。

豫園の茶室に入った。 そこでは、甜茶や霊芝などの漢方茶などの販売もしてた。 ここで売ってるお茶は、数回出涸らしで飲んだぐらいじゃ、全然味も香りも落ちないんだ。
おじさんの流暢な日本語での説明を受け、おいらたちは甜茶(小筒)と烏龍王(大筒)という漢方茶を買うことに。 注文するとすぐ、おじさんは別の部屋に行ってしまった。 店員さんがお茶を茶筒に詰めると、「350元です」・・・ あれ? さっき、おじさんは大筒が200元で小筒が100元って言ったのになぁ〜 しかし、時すでに遅し! 店員さんに確認してみても、小筒は150元だと言い張る。 もうここにおじさんの姿はない。。 ボッたくられたよ。。シクシク


憧れの上海蟹

豫園を出た頃には、すっかり辺りは暗くなってた。 おいらたちは豫園商場にあるレストランに案内されたのであった。
食事の途中、張さんがやってきて「上海蟹は食べる?」って聞いてきたんだけど、最終日に食べるつもりだったから一旦は断った。 でも、最終日はスケジュール的に難しいことに気づき、ここで食べることにした。
しかし、張さんは既にどっか言ってしまってたので、直接店員さんに注文することに。 しかし、ここは中国。 中国語しか通じない。 ガイドブックに乗ってる上海蟹を指差して、「ひ」が一生懸命店員さんにアピールするのだが、店員さんは困り果て、1人の男を連れてきた。 これは助かったと思ったのも束の間、“俺は関係ない” という感じで隣のテーブルのお客さんと中国語で話し始めた。 たぶん、隣のお客さんのガイドだったんだろうね。 さっきの店員さんといえば、別の場所で料理を運んでるし。 これはダメだったか・・・と諦めてたら、張さんが笑顔で登場。 なんとか上海蟹を注文することができた。
15分程して、待ちに待った上海蟹様のご登場♪ 上海蟹様は “これは参った” というようなご様子で、真っ白な皿の上に顔を朱く染めて伏せているではないか。 張さんに食し方をご教授頂き、特製のたれを付けて口の中へ・・・ うっ、うまい。 1匹200元(約3000円)もしたけど、食べてよかったよ。
外灘(わいたん)でもせっかち

上海蟹騒動もあって、予定より30分の遅れで外灘に到着。 外灘とは、河(黄浦江)の西側にはフランス租界時代のルネッサンスやゴシック様式の建物たちが建ち並び、河の東側には東方明珠(テレビ塔)などの近代的な建物たちが建ち並ぶ地域である。
外灘に到着すると、張さんは再びせっかちに歩き出した。 確かに30分遅れってこともあるだろうけど、せっかくだからもうちょっとゆっくりしようよ。 写真だってまともに撮ってる暇がないんだもん。 しかも、張さんは「イギリス租界時代の・・・」と繰り返すけど、ここってフランス租界じゃないの?! あれれ・・・
上海の夜更け

猛スピードで駆け抜けていった初日の観光はこれにて終了。 今日はこれから上海虹橋空港から黄山に飛んで、屯渓のホテルで泊まることに。 張さんともとりあえずここで一旦お別れ。 また3日目の夜に会いましょう。
初日からボッたくられたり、せっかちに歩かれたりしたけど、上海の名所を少しは堪能できてよかったよ。 欲を言えば、もうちょっとゆっくりしたかったな。

中国の旅はまだまだつづく・・・