2002年3月21日、はれのちくもり。
本日快晴だと思って散歩に出かけたのに、東京駅に着く頃には雲行きが怪しい・・・しかも、吹き荒れる風!
駅から皇居外苑までのオフィス街を歩いていると、高層ビルの合間を砂塵を撒き散らしながら風が襲いかかってくるのだ。ぼくはまともに目を空けることもできず、ただひたすら前へ行くしかなかった。 |
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やっとの思いで皇居外苑に到着。皇居だなんて中学生のときの修学旅行以来だよ。とはいえ、覚えているのは馬に乗った侍(?)の像(楠木正成像)があったことだけなので、初めてみたいなものだ。
今回の散策は、皇居外苑から出発し、ぐるぅ〜〜〜っと皇居をひとまわりする予定である。いったいどれだけの距離があるのかも調べてなければ、どれだけの時間がかかるのかも予想できないが、とにかく歩き始めることにした。 |
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まずは左に曲がって歩いていくと、二重橋が見えてきた。その美貌、その風格、一目見た瞬間にぼくは恋に落ちた。
もちろん恋に落ちたのはぼくだけではなく、二重橋はたくさんのアマチュアカメラマンにも人気があるみたい。右の写真のおじちゃんもそのひとりなのだが、結局おじちゃんが写真を撮っているのを一度も見なかったのだが。写真を撮りに来たんだよねぇ?! |
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すぐ右の写真は桜田門。中学の社会科でも習ったように、大老であった井伊直弼がこの場所で殺されたそうな。これを「桜田門外の変」という。 |
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永田町といえば、国会議事堂。皇居外苑を抜け、外堀沿いをとろとろ歩いていたら、突如として個性的な大理石の建物が出現したのだ。
もちろんアポなしでは国会議事堂内に入ることはできないので、遠くからぼーっと眺めて、すぐ近くにある憲政記念館のある公園をぶらぶらとした。
この公園には様々な種類の桜が植えられていて、花好きのぼくを愉しませてくれる。名前までははっきりと覚えてないけど、右の写真の桜はとってもお気に入り。 |
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更に外堀沿いの道を歩いていると、左手になにやら威圧感のある建物が出現!
日本の司法の最高機関である最高裁判所である。まぁ、だからと言って特にコメントがあるわけではない。 |
最高裁判所のすぐ近くには国立劇場があった。ちょうどお腹がすいていたので、何か食べようと中に入りたかったのだが、チケットを持っている人たち以外は劇場内立ち入り禁止ということで、ぼくにはガラス越しに中を覗くことしかできなかったのである。 |
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そしてここは半蔵門。ここには伊賀忍者の服部半蔵の屋敷があった場所だとか。忍者なのにねぇ・・・こんな江戸のど真ん中に住んでただなんて。
そんなことよりお腹がすいていたので、半蔵門から道路向こう辺りにある甘味処「おかめ」で休憩することにした。あまぁ〜〜いおはぎとちょい渋の煎茶が歩き疲れたからだにしみわたり、元気復活! |
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再び半蔵門に戻り、花見客で賑わう内堀通り沿いの公園を歩いた。そして公園を抜けると、そこは去年花見で訪れた千鳥ヶ淵。今年もそこで4月6日に花見をする予定なのだが、無常にも既に満開。。果たして4月6日まで花は残っているのだろうか? |
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北の丸公園に潜入。するとどこかで見たことのあるような格好の女の子が・・・!!
名は「ミニスカポリス」。番組の撮影会か写真の撮影会かはよくわからないけど、ぼくがたどり着いた頃には既に終わってた。まだ肌寒いのに、ミニスカートでご苦労様。 |
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皇居東御苑は営団地下鉄東西線・竹橋駅近くにある桔橋門から入園した。門のところでプラスチック製の入園券を受け取り、中へ入る。東御苑はどこまでも芝生が広がる公園のようになっていて、そのところどころから江戸城の香りが漂ってくる。
右の写真にある石碑には「松之大廊下跡」と書いてあるが、あの有名な「忠臣蔵」で浅野内臣頭が吉良上野介に斬りつけた廊下のことである。今はこの石碑以外は何も残っていないけど、なんか感慨深いよね。 |
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大手門から東御苑を出て皇居外苑に戻れば、今回の散策のテーマである “皇居ひとまわり”
は達成。春嵐が吹き荒れる中、5時間ほとんど歩き続けの散策であった。まぁ、いつも快晴とはいかないとは思うけど、今度はもっと天気がいい日がいいよね。
最後に、とにかく桜がきれいだったよ。 |
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