バンテアイ・スレイ
 [メイン][ぶらり散歩]
  【場所】
    カンボジア・シェムリアプ
  【散策ルート】

    ホテル → バンテアイ・スレイ → (タ・プローム)
ハイエースに揺られて40km

カンボジア3日目。天気は晴れ。
アンコール・ワットのサンライズの後、ぼくたちは一旦ホテルへ戻り、いつもの食堂でいつもの朝食を食べた。午前8時、再びピアルムくんが搭乗。次なる目的地は、ぼくたちが泊まっているホテルと同じ名前 “バンテイアイ・スレイ” という遺跡。ぼくたちはハイエースに乗り込み、カンボジアの農村地域の人々の生活を覗きながら、市街から40kmちょっと走り続けた。
バンテアイ・スレイ

バンテアイ・スレイに到着。いつものようにぼくに群がる売り子たち。それを振り切るかのように、ピアルムくんは早速粗カタコトの説明を始めた。
バンテアイ・スレイとは「女の砦」という意味だそうで、昔は「尼僧院」として使われていたみたい。他の寺院ではなかなか見られないような浮き彫りがたくさん残っているのが特徴かな。
リンガ

バンテアイ・スレイには “リンガ” という神様が祀られている・・・ということをピアルムくんがサラッと説明すると、相方氏は理解できなかったようで、「リンガって何?」とピアルムくんに質問すると、褐色のピアルムくんの顔が急に赤く染まった。更に相方氏がしつこく言い寄ると、ピアルムくんは意を決したような重い口調で「セイキです。」とだけ答えた。それから更に相方氏は「セイキって何?セイキって何?」と言い続けたのであった。そう、“リンガ” ってのは男性と女性の “性器” を象徴する神様なのである。とっても純情なピアルムくんにとっては、口にするのも恥ずかしい言葉だったんだね。ご苦労様っ♪
自由行動

ピアルムくんのバンテアイ・スレイの説明が一通り終わると、30分だけだが自由行動となった。「へぇ〜」とか「ほぉ〜」とか呟きながら相方氏とふたりでぶらぶらと散策し、約束の30分をちょっと過ぎた頃に待ち合わせ場所に行ってみると・・・ピアルムくんがいない!! 待ち合わせ場所を間違えてしまったのでは?と思い、遺跡の入り口まで戻ってみたんだけど、そこにもピアルムくんの姿がなかったのさ。
入り口付近で待ち伏せてから5分ぐらい経った頃だったかな。ピアルムくんが困り果てた顔して、こちらへと向かってきた。あぁ、ぼくたちをずっと探してくれてたんだね。あぁ、またピアルムくんに苦労をかけてしまったんだね。あぁ、かわいそうなピアルムくん。ご苦労様っ♪

カンボジアの旅はまだまだつづく・・・