茜色に燃ゆるアンコール・ワット
 [メイン][ぶらり散歩]
  【場所】
    カンボジア・シェムリアプ
  【散策ルート】

    ホテル → アンコール・ワット → ホテル
早起き

カンボジア3日目。天気は晴れ。
ピピピッ! 午前4時半、目覚まし時計がぼくたちを起こす。今日はアンコール・ワットのサンライズを見るため、早めの起床である。まだ眠たい目をこすりながらロビーへ下りると、ピアルムくんが笑顔で出迎えてくれた。「オハヨウゴザイマス」という挨拶のあと、ぼくたちは真っ暗なシェムリアプ市街をハイエースで駆け抜け、物静かなアンコール・ワットへと向かった。
暗がりのアンコール・ワット

アンコール・ワットに到着。懐中電灯を片手に、真っ暗な参道をゆっくりと進む。第1回廊のゲートをくぐると、目の前には中央祠堂のシルエットがうっすらと浮かび上がる。まだ夜明け前だってのに、アンコール・ワットには既にたくさんの人が今か今かとサンライズを待ち構えていた。ぼくたちはピアルムくんの案内で美しいデバター(女神)の彫刻が施されている第1回廊の壁際に座り、じっとサンライズを待つことにした。
オナカガスイタ

空が明るみを増してきた頃、アンコール・ワットはかなりの数の観光客で溢れ返っていた。もちろんぼくたちの陣取っている場所も例外ではなく、だんだん人が増え、隣近所にも世界各国からのお客様が陣取った。
サンライズをまだかまだかと待っていると、ぼくのお腹がグルルルル・・・と物静かなアンコール・ワットに爆音をとどろかせてしまった。すると、
 「オナカガスイタ」
ちょうどぼくの右側にいた20歳ぐらいの西洋人女性が呟くと、周囲は大爆笑。思わぬことでぼくはアンコール・ワットで存在感を見出してしまった。あまりの恥ずかしさにぼくはただ顔を赤くするだけで、彼女に言葉を返すこともできなかった。
それから5分ぐらいだったかなぁ〜 その西洋人女性が友達とどっかに消えてしまったのは。まっ、まさか・・・さっきのことが原因?!
茜色に燃ゆるアンコール・ワット アンコール・ワットの七色の空

陽が昇るにつれ、アンコールの空は色を変化させていく。群青から青、青から紫、そして紫から茜色・・・。その色の変化に合わせ、アンコール・ワットも表情を変えていくのだ。この美しさは言葉や写真だけでは伝えられないので、是非アンコール・ワットまで行って見てもらいたいもんだね。
そしてぼくたちは一旦ホテルへと引き返すのであった。

カンボジアの旅はまだまだつづく・・・