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ピアルムくん登場
カンボジア到着翌日(2日目)。天気は晴れ。
カンボジアでの最初の目覚めは、とっても爽快♪ ぼくたちはホテルのレストランで朝食を済ませ、ロビーでガイド氏を待つことに。というのも、昨晩、ふとガイドが必要な気がしたので、フロントにお願いした。
約束の午前8時。まだ初々しい20ちょい前ぐらい細身の男と30半ばのごっついオッサンがロビーに現れた。細身の男は、まだ使い慣れないカタコトの日本語で自己紹介し、ぼくたちを薄汚れたハイエース(ワゴン車)へと連れてく。彼の名は
“ピアルムくん”。ホモのピアルムくんと呼ぶことにしよう。
※注: ピアルムくんはホモではありません。たぶん。
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遺跡めぐりスタート
ハイエースに乗り込めば、いよいよアンコール遺跡めぐりのスタート! 遺跡めぐりは、まずはパスを買うことから。ハイエースは検問所みたいなとこで停車すると、ピアルムくんがハイエースを降り、ぼくたちの3日間パスを購入。これで準備はそろった。いざ、アンコールへ♪
最初の目的地アンコール・トムへ向かう車中では、ピアルムくんがアンコール王朝の歴史について説明する・・・のだが、ピアルムくんのカタコトの日本語は、半分ぐらいわからない。お得意の相づちと愛想笑いでなんとか切り抜けていると、ハイエースはアンコール・トムに到着した。いやはや、これからこの旅はどうなってしまうのだろうか・・・心配。 |
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アンコール・トムでのお出迎え
ハイエースは南大門と呼ばれる大きな門の前でぼくたちをおろす。南大門へとつづく道の両側には、ナーガ(蛇神)を小脇に抱えて、阿修羅たちが綱引き大会。道路の突き当たりには、ドラクエのボスキャラのように巨大な顔が不敵な笑みを浮かべてる。たまらんっ!
これぞ、アンコールだよ。これはガイドブックでも写真集でもなく、ホントにホントのアンコール遺跡なのだ。あぁ、ドキドキ・・・胸の鼓動がアップテンポのままだよ。 |
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相方氏の苦悩
今日も白い歯がステキなピアルムくん。ぼくたちを連れて、次々とアンコール・トムを案内し、アンコールの歴史やレリーフの開設をしてくれる。アンコール王朝はヒンドゥー教との関わりも深いので、よくヒンドゥーの神様の名前が出てくる。相方氏はこの旅行の10ヶ月前に、一緒にインドへ言ったばかりなのに、次々と?マークが増えてく・・・いったいインドの記憶はあるのかいな?
更に、アンコール遺跡に来る人だったら必ず知ってるはずの“アプサラ(アンコール王朝の伝統舞踊)”すら知らない始末。相方氏・・・いったいカンボジアのどこに興味があるのやら。謎は深まるばかり・・・ |
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恋?それとも?!
バイヨン寺院でピアルムくんのカタコトの説明に耳を傾けてると、右側の建物からあつぅ〜い視線を感じる。これはただならぬ視線・・・振り返ると、7〜8歳ぐらいの少女と目が合った。少女はとても恥ずかしそうに柱の影に隠れ、再びぼくに熱視線。「こっちへおいで」とジェスチャーすると、少女ははにかみながらぼくを見つめる。ドキドキ・・・これは恋?それとも?! |
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売るなよっ!
遺跡から1歩外に出れば、おみやげタイム♪ 「お兄さん、安いよ!」の口説き文句で、小学生ぐらいの子供たちがワラワラと集まってきて、ぼくたちを取り囲む。
売り子の中で一番印象深かったのは、織物売りの小学校高学年ぐらいの女の子。「お兄さん、これ5ドル」って近寄ってきたんだけど、さんざん値切った後ずーっとシカトしてたら、笑顔で「これ5ドル、わたし100ドル、どっち買う?」・・・って、おいっ!
自分を売るなぁ〜! しかも、100ドルは高すぎる・・・って、おいおいっ!
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